まったり薬剤師道中
薬剤師にジョブチェンジ。今更知った薬の知識をぶつぶつ公開
かんそうはだ
二日もサボっちゃった上に相変わらず方向性見失いまくりなので、今日はちゃんと薬の復習。
というか不思議に思ってたんだけど、ここってCBTに出るのかな・・・。
まぁやるけどさ。復習して悪いということは悪いということはあるまいて。
でもちょっと寒くて手がかじかんでるので、今日はちょっと短めに。
今日はこの時期の女性にはとっても重要な保湿用の薬書いてきます。
●皮膚の構造
皮膚は大まかに分けて、三層に分かれてます。
それが上から順に表皮、真皮、皮下組織。
保湿に重要になってくるのはこのうち表皮の角質層になります。
角質層は私たちの目に見える一番上の皮膚で、20~30%の水分を保持しているのだとか。
この角質層にはNMFと呼ばれる尿素やアミノ酸などの天然保湿因子が存在していて、この子達が一生懸命水分を止めてくれてるのです。
で、ここに水分が少なくなってカサカサになると何が起こるのかといいますと、
まず肌が敏感になってかゆみが起こります。
んで更に、肌には身体を守ってくれている菌がたくさん住んでいて、彼らが身体に良くない菌をブロックしてくれているんですが、水分が無くなるとこの守ってくれてる菌が住みにくくなって減ってしまうので、水虫さんなどの菌がちゃっかりお邪魔して来ちゃったりするようになります。
●保湿成分
一番良く知られているのは尿素でしょうね。これも含めてその特徴なんかを書いときます。
尿素・・・角質溶解、水分保持作用があり皮膚を柔らかくします。
ピリピリ感があるので傷口がある人は避けた方がよさげ。
ヘパリン様物質
ヘパリン類似物質・・・角質の水分を保持してくれます。抗炎症作用や血行をよくする作用も。
副作用として皮膚炎やかゆみが出てくるのが難点。
ヒアルロン酸ナトリウム・・・水分保持作用が強力で、重量の役6000倍の水分を溜めておけます。
セラミド(スフィンゴ脂質)
スクワラン(サメの肝油)・・・両方とも生体成分。細胞間の油を増やしてくれます。
そのほかに細胞に油を覆う物として
ホホバ油、γ-オリザノール、ツバキ油をがあります。
そういや説明してなかったんだけど、この細胞の油、いやがる人が多いんですが、無ければ無かったで困っちゃう物で、ある程度の油は水分を皮膚に止めておくのにとっても重要になるんです。
あとヘパリン系の成分が副作用としてかゆみを起こすことや、乾燥肌の人は服の繊維なんかに刺激されてかゆみと戦っている人が多いので、スキンケア薬品にはかゆみ止めも入ってることが多いです。それが↓
ジフェンヒドラミン塩酸塩・・・抗ヒスタミン薬。かゆみの発生を抑えます。
リドカイン・・・真皮にある知覚神経を麻痺させてかゆみを抑えます。
●スキンケア薬品
医薬部外品のものが多いんですけど、今日は医薬品に分類される物だけ。
<ユベラリッチ>第三類医薬品
成分・・・グリチルリチン酸二カリウム(炎症起こしてる場所に効きます)
ビタミンE(血行をよくする作用があります)
ビタミンA(皮膚の代謝を良くしてくれます)
このお薬は手荒れやしもやけに使われるお薬。
なので上には書いてない成分ばかりですが、かゆみを抑えてくれたり血行をよくしてくれることでそれ以上の悪化を防いでくれます。
<ケラチナミンコーワWクリーム>第三類医薬品
成分・・・尿素(20%)
グリチルレチン酸
γ-オリザノール
肘やかかとの皮膚が硬くなる角化症や、老人性乾皮症に用いられます。
尿素が入ってるので傷口に塗らないよう要注意。保湿成分の高いお薬です。
<フェルゼアDX20ローション>第二類医薬品
成分・・・尿素(20%)
ジフェンヒドラミン
リドカイン
グリチルリチン酸二カリウム
ビタミンE
保湿成分に加え抗ヒスタミン薬やかゆみを伝える神経を麻痺させる成分が入っているので、すでにかゆみが起こっちゃってるカサカサ肌に有効です。
んむ。今日はここら辺でおわり。
今ゼル伝進めてるんだ(結局やり始めた)
今キュイ族をどうにかして誘拐できないか模索してるんだ。
というか不思議に思ってたんだけど、ここってCBTに出るのかな・・・。
まぁやるけどさ。復習して悪いということは悪いということはあるまいて。
でもちょっと寒くて手がかじかんでるので、今日はちょっと短めに。
今日はこの時期の女性にはとっても重要な保湿用の薬書いてきます。
●皮膚の構造
皮膚は大まかに分けて、三層に分かれてます。
それが上から順に表皮、真皮、皮下組織。
保湿に重要になってくるのはこのうち表皮の角質層になります。
角質層は私たちの目に見える一番上の皮膚で、20~30%の水分を保持しているのだとか。
この角質層にはNMFと呼ばれる尿素やアミノ酸などの天然保湿因子が存在していて、この子達が一生懸命水分を止めてくれてるのです。
で、ここに水分が少なくなってカサカサになると何が起こるのかといいますと、
まず肌が敏感になってかゆみが起こります。
んで更に、肌には身体を守ってくれている菌がたくさん住んでいて、彼らが身体に良くない菌をブロックしてくれているんですが、水分が無くなるとこの守ってくれてる菌が住みにくくなって減ってしまうので、水虫さんなどの菌がちゃっかりお邪魔して来ちゃったりするようになります。
●保湿成分
一番良く知られているのは尿素でしょうね。これも含めてその特徴なんかを書いときます。
尿素・・・角質溶解、水分保持作用があり皮膚を柔らかくします。
ピリピリ感があるので傷口がある人は避けた方がよさげ。
ヘパリン様物質
ヘパリン類似物質・・・角質の水分を保持してくれます。抗炎症作用や血行をよくする作用も。
副作用として皮膚炎やかゆみが出てくるのが難点。
ヒアルロン酸ナトリウム・・・水分保持作用が強力で、重量の役6000倍の水分を溜めておけます。
セラミド(スフィンゴ脂質)
スクワラン(サメの肝油)・・・両方とも生体成分。細胞間の油を増やしてくれます。
そのほかに細胞に油を覆う物として
ホホバ油、γ-オリザノール、ツバキ油をがあります。
そういや説明してなかったんだけど、この細胞の油、いやがる人が多いんですが、無ければ無かったで困っちゃう物で、ある程度の油は水分を皮膚に止めておくのにとっても重要になるんです。
あとヘパリン系の成分が副作用としてかゆみを起こすことや、乾燥肌の人は服の繊維なんかに刺激されてかゆみと戦っている人が多いので、スキンケア薬品にはかゆみ止めも入ってることが多いです。それが↓
ジフェンヒドラミン塩酸塩・・・抗ヒスタミン薬。かゆみの発生を抑えます。
リドカイン・・・真皮にある知覚神経を麻痺させてかゆみを抑えます。
●スキンケア薬品
医薬部外品のものが多いんですけど、今日は医薬品に分類される物だけ。
<ユベラリッチ>第三類医薬品
成分・・・グリチルリチン酸二カリウム(炎症起こしてる場所に効きます)
ビタミンE(血行をよくする作用があります)
ビタミンA(皮膚の代謝を良くしてくれます)
このお薬は手荒れやしもやけに使われるお薬。
なので上には書いてない成分ばかりですが、かゆみを抑えてくれたり血行をよくしてくれることでそれ以上の悪化を防いでくれます。
<ケラチナミンコーワWクリーム>第三類医薬品
成分・・・尿素(20%)
グリチルレチン酸
γ-オリザノール
肘やかかとの皮膚が硬くなる角化症や、老人性乾皮症に用いられます。
尿素が入ってるので傷口に塗らないよう要注意。保湿成分の高いお薬です。
<フェルゼアDX20ローション>第二類医薬品
成分・・・尿素(20%)
ジフェンヒドラミン
リドカイン
グリチルリチン酸二カリウム
ビタミンE
保湿成分に加え抗ヒスタミン薬やかゆみを伝える神経を麻痺させる成分が入っているので、すでにかゆみが起こっちゃってるカサカサ肌に有効です。
んむ。今日はここら辺でおわり。
今ゼル伝進めてるんだ(結局やり始めた)
今キュイ族をどうにかして誘拐できないか模索してるんだ。
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HN:
鶫
性別:
非公開
職業:
大学院生&ペーパー薬剤師
趣味:
最近はもっぱらゲーム
自己紹介:
薬学部に通うただのダメ人間。
分厚い小説は一日で読み切るくせに分厚い教科書は一年たっても読めない。
三度の飯より寝ることと遊ぶことが好き。
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